勤勉に働いてきたんだから
定年後は、南の島で何もしないで
ボーっと過ごしたいなどと言う方がいますが
これって、ものすごく危険なことだと
いうことをご存じですか?
アメリカで、リタイアした人々の平均寿命の
調査をしたところ、ゴールがない人は
約18ヵ月という結果が出たのだそうです。
リタイアした人々とは、なにも高齢者だけではなく
若くしてした、アーリーリタイアの人も含まれます。
ゴールがないと、約1年半で
死んでしまうということです。
そんな人生を皆さまは望んでいないですよね?
では、どうすればいいか?
ずばり
リタイア後のゴールを
設定すればいいんです。
ただ、このゴール設定
簡単ではないんですよね。
その理由を理解して頂くために
脳のお話をしたいと思います。
脳には、RASという機能があります。
これは、RASは、脳に入ってきた情報の
フィルター機能のようなものです。
例えば、100の情報が入ってきたとしても
フィルター機能により、脳に入る情報は
3%以下といわれています。
わかりやすい例えを言うと
あなたが、初対面の人に会うとします。
次にその人に会った時、
あなたは、もう
その人の顔は見ていないんです。
それって、どういうこと?
と思いますよね?
実は、2度目に会った時は
1度目に見た時の“記憶”を
利用して見ているに過ぎないのです。
どんなに憧れている人でも
初対面の時以降は
全て記憶で見ているんです。
少し寂しい感じですね。
更に言うと、、、
私たちの今日は、“昨日の記憶”
昨日は、“一昨日の記憶” で、出来ているんです。
しかも
私たちの日常は
過去に教えてもらった記憶
と
今、重要だと思っている記憶
のみで成り立っているんです。
そして、ほとんどの人のゴールは
現状維持の状態が “標準設定” と
なっているんです。
現状維持は、ホメオスタシスの
働きにより、自動操縦システムで
同じ状態をそのまま維持します。
ですから、意識的に
ゴールを設定しない限り
永遠に、今日のコピーの人生が
継続されていきます。
自動操縦システムを
意図的に変更する方法はあるのでしょうか?
これが、まさにコーチングです。
いかがだったでしょうか?
ゴールを設定することが
いかに大事かが
お分かりになって頂けましたか?
今日のコピーの人生を
卒業したいということであれば
先ずは、「現状の外にゴールを設定する」と
いうことを、決断して下さい。
その瞬間から、あなたの無意識のスイッチが入ります。
あなたの幸せをお祈りしています。