コーチング

赦すことの意味を縁起から考える

皆さまは、相手を攻撃したくなるような感情になることはありますか?                  人間ですから、衝動や怒りを感じることはありますよね?               そんな感情になることがあっても、赦してあげて下さいね。               では、それが身内に対してだったらどうでしょうか?                   私自身、身内に対しての怒りの感情を正当化しようとかなり長い間、苦しみました。   例えば、兄弟は争ってはいけないとか、親に対して怒りの感情を持ってはいけない                   そんな、いわゆる一般論的な信じ込みの状態で感情を無視して相手と対することで                          結果的には、敵意や嫉妬、絶望を見ることになりました。                         この違和感体験が私に与えた学びは、なんだろうか?                            それは、身内を「赦す」ことに対する自身の抵抗を受け入れ、赦すことでした。                 しかし、赦す以前に、その見ているものが真実ではないということに気づきました。                  「赦す」ことの意味とは、自分が見ているものが、自らの心が作り出した幻影に                   すぎないということを知ること。                                 そして、その怒りの感情を持った自分をありのままに受け入れることだと。            とはいえ、人は他人の言葉で落ち込んでしまい、他人の言葉に振り回されてしまいます。          限りある人生、そんなことに時間を使うのはもったいないですのでやめにしましょう。           

そもそも、過去の出来事は修正することはできません。                            ですから、過去は0%でいいんです。

最近、スピリチュアル界隈で間違えた情報が流れていますが、、                              因果などというものはありません。ですから、過去の出来事が原因で結果、今があるなどとということはありません。                 

あるのは、縁起のみです。
では、縁起とは、なにかというと、全ては関係性によってのみ繋がっているということです。
例えば、親子の場合、この母がいたから、この娘が生まれた‥‥これは、因果の考え方。   
娘が生まれたので、この人は、母になった。これが縁起の考え方です。                      
縁起は、ただの関係性です。
そして、関係性によって存在が生まれます。                     
ですから、過去、現在、未来もただ、繋がりがあるだけであり、縁起なのです。                         
縁起の視点で考えた時に、私の身内への怒りは、身内に対しての、〇〇でなければならない
という無意識の思い込みから関係性を結んでいたという訳です。
ですから、その関係性を変えることで、怒りは消滅しました。
この縁起こそが、お釈迦様の悟りです。                                       
お釈迦様は、生まれてすぐに、七歩歩かれ、右手で天を指し、左手で地を指して                         
「天上天下唯我独尊」と言われました。                                      
この言葉の意味とは、「宇宙の中で私より尊い者はいない」いうことです。                     
まさに、一人一宇宙です。                                            
先ずは、自身の価値、尊さを知り、よい縁起を残していきたいですね。