コーチング

無意識を意識化し、未来をつくる行動3選

私たちは人生の中で、無意識に実に多くの刷り込みをされています。そのほとんどが常識という視点からのものであったり、他者との比較による「できる、できない」、「正しい、正しくない」などのマインドの刷り込みです。

長い年月を経てできた思い込みは根深く、いい子で、まじめに言うことを聞いてきた人ほど、努力・忍耐・我慢の人生を送っています。

そして、刷り込まれた思い込みにより、「無意識」に 自分という存在のありようを設定し、人生を創ってきているということです。

ここで、ショックを受けないで下さい。ほとんどすべての人に当てはまることですから。

ですので、今日、ご視聴している皆さまは、是非、これからの人生を、努力、忍耐、我慢で生きるのをやめると決断して下さい。

それでは、今から、無意識を意識化して、未来をつくる方法をお伝えします。このライブを終えるころには確実に昨日の自分とは違う自分になっていると思いますので、最後まで、ご覧になって下さい。

無意識を意識化して、未来をつくる方法

1つ目は、言葉の使い方です。自分が心から実現したい未来を語る。未来とはずいぶん先のものから、明日のものまでさまざまですが、とにかく、終わってしまった過去のことは考えず、先ず未来の自分として、何を話すにフォーカスして下さい。

具体例を出しますね。

例えば、知り合った興味のある相手に、「今度一緒にお食事したいですね」とかよくいいますよね。だいたいは実現していないと思います。                                本当に会いたい人なら、「何時にしますか?どこで何を食べますか?」と具体的な予定を決めますよね。                                       無意識でしていることを意識化し、常にやりたいことにフォーカスて、全未来志向で物事を決める決断をする癖をつける。言葉を変えていって下さい。

とはいえ、これが、なかなかできないんですよね。                                 私たちは、社交辞令でしたくないことを平気で口にする癖がついてしまっていますし、それが出来ないと、社会生活で孤立するという恐怖が待っていますよね。

もう一つ、例を出しますね。私の施設では、ご利用者お一人お一人にケアプランという計画表をつくるのですが、計画作成担当者が書いている目標を見ると、例えば、「社会と触れ合い、いつまでも健康で楽しい生活を送りたい」みたいに“~したい”とか、“~になりたい”という書き方で、抽象的に書いているものがとても多かったんです。                 その目標は本人が本当に望んでいるんですか?社会とは誰ですか?どこで何をしたいのですか?がないんです。このような目標設定ですと、脳の証拠集め機能であるRASは、~したいを現実化し、いつまでも願望のままということになります。

RASとは、自分の興味・関心のある情報を無意識に多くインプットする「フィルター」のような役割を果たす脳機能です。RASを味方につけるには、具体的な言葉を使うが必要です。そして、未来のゴールは、現在進行形か過去完了形で書くことが大切です。        まさに、ルータタイスの言うように、言葉が人生を決めます。

それでは、2つ目ですね。

2つ目は、映像化です。未来の自分が心から望むもの、何が何でも実現したいこと、その未来の自分は何をしているか、どこにいるか、誰といるかをできるだけ具体的にイメージして、頭の中で映像にすることです。ここで、よく、まったく浮かばないという方がいらっしゃいますが、大丈夫です。インターネットなどで、様々な映像を検索して、ピンときたものをスクリーンショットで保存して、パワーポイントなどに貼り付けて、未来のビジョンボードなどを作ってみると、どんどん楽しくなってきます。これを、毎日眺めると、ワクワクしますよ。

3つ目は、感情です。これがとても大切です。特に日本人は、感情表現が下手ですよね。先ず、ポーカーフェイスというか、標準設定が笑顔じゃない人も多いです。リアクションも小さかったり、大きな声を出すのは下品みたいな・・とにかく感情を抑える習慣がつてしまっている方が実に多いです。感情を出すことについて、罪悪感があるんですね。随分前の話ですが、私が、介護スタッフに、笑顔でいましょうと言ったら、あるスタッフから、なんでもないときに笑っていたら、相手をバカにしたと思われませんか?という質問をされたことがあり驚いたことがありました。

作り笑顔でも全然大丈夫なんです!私のディサービスに、インドの笑いヨガを取り入れていますが、笑いヨガは、口角を上げて、楽しくなくても作り笑いをするんですよ。すると、脳波、この人は元気で喜んでいる人なんだと認識して、その証拠をどんどん集めます。次第に、顔の血色がよくなり、どんどん楽しくなってくる。あまり笑うことのなかった男性の方も、いつのまにか本気で楽しんでいますよ。

脳は、作り笑顔と本当の笑顔を判断はできません。

感情は、考えるのではなく“感じる”のです。

例えば、やった~、とか、うれし~とか、楽し~とか、気持ちです。          心臓ハートを意識すると、いいですね。                       ハートに手を当ててみて下さい。                                    あたたかいなぁ、気持ちいいなぁとなりませんか?                        自分の体で感じている無意識をちょっと意識して、お風呂に入ったら、気持ちい~とか、うれしいこと、楽しいことを思う存分感じる、小さなことでも、思いっきり喜ぶ、感じるを意識的にしてみて下さい。

ただ、ここはかなり根深いので、感情を引き出すために効果的な方法を2つお伝えしますね。

それは、呼吸法と瞑想です。

呼吸法については、苫米地博士推奨の逆複式呼吸をお勧めします。                                     逆複式呼吸は、息を吸うときにお腹をへこませて息を吐くときにお腹をふくらませる呼吸法です。私の法人でも、朝は、全員、目を閉じて呼吸法からスタートしています。継続は力なりで、最近ではこれをやることで、本当に気持ちが整うと言われます。

瞑想については、苦手という人も多くいらっしゃいますが、簡単です。             映像のところでお伝えしたように目からはとにかく膨大な情報が入ってきます。とにかく目を閉じる。電車に乗っている時や起きた時、目が閉じられる環境にいる時に、小まめにするからでよいと思います。目をつぶる瞑想の時には、少し意識して頂きたいことがあります。東洋医学で、人間の体には背骨に沿うようにして気の通り道があるとされています。そのライン上に存在する7つの点がチャクラと言われています。チャクラは、ヨガや瞑想、ヒーリングを受けるにあたって、とても重要視されています。チャクラに意識を集中してチャクラを開くことで、よいエネルギーや気を取り入れることが出来て体が活性化します。特に、第4のハートチャクラや、第6チャクラである松果体、頭頂部の上の第7チャクラは霊性、宇宙と繋がるチャクラとなります。

また、苫米地博士もおっしゃっていますが、もう一つ、日常生活の中で行うことのできる瞑想があります。これは、「縁起」を意識することです。縁起とは仏教の重要な思想の一つで、 宇宙のすべての存在、出来事はお互いに関わり合って存在していて、ひとつもかけることはできない」 という考え方です。                       例えば食事の時には、目の前のお米を作った人、収穫した人、梱包した人、トラックで運んだ人、私たちの手に届くようお店に並べた人・・・その存在の一つ一つがどこから来たのかに思いをはせて感謝する。また、自分の体もお父さんとお母さんがいて、生んでくれて、こうして歩くことができている、歩く動作の一つ一つを意識して感謝するというようなことが、立派な瞑想です。

さて、いかがでしたか?

無意識に行っている、この言葉、映像、感情を意識した行動を是非、行って未来をつくって下さい。これらの行動を、いつやればいいかということですが、これは、いつでもいいのですが、必ずやってほしいのは、朝、起きた時と夜、寝る前です。この時間は、脳波がシータ状態となっています。シータ状態だとガンマ派がでるため、集中力、幸福感、愛に溢れた状態になりやすいんです。ですから、反対にこの時間に、事件事故のニュースなどをテレビで見たり、不平不満を吐き出してしまったりすると、脳にインプットされてしまいます。脳は、正しい、正しくないという判断はできませんから、あなたがイメージしたものを現実化してしまいます。

朝や夜に是非、実現したい未来を言葉で話し、映像にして、ワクワクした気持ちを沢山感じて、笑顔でスタートするということを習慣化してい下さい。筋トレと一緒ですので、繰り返すと、脳と心がどんどん鍛えられていきます。

先ずは、口角を上げて、笑顔から!                                       ご縁に感謝して、奇跡を受け取って下さい。