コーチング

“想い”が組織を変える―苫米地式コーチング導入の歩み

私たちの法人は2年前に

リーダー職員の研修に

「苫米地式コーチング」を導入しました。

これは、かなり思い切ったことでした。

何故なら、この理論は

売り上げや成果主義を促すものではなく

“自分らしく、好きなことで生きる”という

人生の本質に目を向けるものだからです。

もちろん、人事考課にも影響なしという

ものであり、仲間のコーチに頼んで

個別に守秘義務契約を結んでもらいました。

個人の自己実現に研修費を充てるなんて

そんな贅沢な話、ありませんよね?

しかし、これも、ありがたいと思う人と

余計なお世話と思う人がいたと思います。

そもそも、コーチングは自ら望む人に行うものですから。

しかし、だからこそ、必要だと感じました。

何故なら、私たちが求めるリーダーは

利用者のことを想い

仲間を大切にできる

この仕事を心から好きなであり

憧れの先輩になれる人だからです。

そのような訳で、副作用を承知でコーチングを導入しました。

結果、どうなったと思いますか??


リーダー25名中、9名がこの仕事を去りました。


一見ネガティブに見える、この現象ですが

自分の本当にやりたいことに気がつく

機会を持てたことは、彼らにとって

一生の宝物になったと思っています。

全ては想定内です。

 

そして今、「この仕事が好き」と

心から言える新しい仲間たちが

続々と集まってきています。

人は無意識のうちに

過去の経験や環境から形成された

「思い込み」や「信じ込み」によって

本来持っている能力や創造力を

制限してしまっています。


苫米地式コーチングでは

これらの制限的な自己イメージを解放し

脳と心に“自由”を取り戻すことで、

自分自身が本当に望む未来

しかも、他者貢献につながる“利他的なゴール”

に向かって進む力を引き出していきます。

更に、この理論のもうひとつの大きな特長は、

人間には「ゴールが先、現実は後」という

“ゴール先行の原理”が

働いているということです。

つまり、未来の理想像を本気で描き

そこに臨場感を持つことで

脳は自然とその未来にふさわしい

思考・行動・選択を始めます。


これは、どんな人にも備わっている力であり

環境や肩書きに関係なく

開花させることができるのです。

現在、この理論を法人理念を

生きるための根本的なアプローチとして

職員、利用者に活用しています。

すべての人が

「自分らしく」

「利他的に」

「未来志向で」生きていく

そんな組織文化を、これからも育んでいきます。