コーチング

苫米地式コーチングにおける『空観』の教えとは

この世は幻である。

これは、仏教の教えである

空観(くうがん)の思想です。

 

私たちは、現状に

囚われて生きています。

ですから、この世は幻と言われても

 

ピンと来ない人がほとんどかもしれません。

 

根深い洗脳の結果です。

ですから、多くの人のゴールは

外から入る情報によって

決めてられています。

 

 

例えば、他人との比較や

競争に勝つことだったり

自分が、人より上に行けば

ゴール達成みたいなこと

 

あるいは、コンプレックスを

解消するために、世の中の人に

認めてもらうことがゴールに

なっているなどです。

 

これらのほとんどは、全て

エゴが作り出した『 幻 』です。

 

時間と空間は同じであることは

相対論以降に明らとなっています。

 

意識に上がっていないだけで

現在、過去、未来は

同時に存在しています。

全ては、一瞬の中にあります。

そして、この世は、

 

全て、自分の心が決めています。

ですから、今、幸せと思えば幸せです。

 

しかし、ほとんどの人は

ゴールが達成出来たら

幸せになるのだと

勘違いをしています。

 

そして、目に見えるものを

追い求めます。

お金持ちになることや

良いところに住んで

良い車に乗るなど

これらのエゴに基づいたゴールは

 

運よく達成できたとしても

際限がありません。上には上がいます。

 

ですから、これらのゴールを達成しても

幸せにはなれないということです。

 

よく、お金持ちになることを

目標にするコーチングなどが

ありますが、それ自体も『幻』です。

本質的なゴールにはなり得ません。

 

苫米地式コーチングのいいところは

この釈迦の教えでもある

 

空観の考え方が徹底的に

導入されている点です。

 

ここで、しっかりと

認識していただきたいのですが

現状の自分をよくしたいというものや

 

現状の延長線上をよくしたいという

ものは、すべて、現状の内側のゴールです。

 

ゴールは現状の外に設定する。

これが、我々の理論です。

 

現状の外のゴールというのは

自分以外の人をどうしてあげたいか

他人のために何をしてあげたいか

そのようなものです。

 

煩悩が悪いと言っている訳ではありません。

煩悩は、ほどほどにということです。

 

人の役に立つことができる

 

あなたの才能はなんでしょうか?

時間を忘れるくらい夢中になれること

それをやることで、人々が喜んでくれたら

それに勝るゴールはありません。

 

最初はお金にならなくても

そのことで、人々を幸せにする

 

自らも充実した毎日を送っていれば

それは、巡り巡って必ず返ってきます。

 

この世は幻である。

この空観を腑に落とすことを

意識してみてください。