コーチング

生まれ持った「性格」なんてありません

今日は、「性格」のお話です。
                                           皆さまは、コーヒーと紅茶ではどちらが好きですか?                              
おそらく、子供の頃から家で飲んでいたもので   
                                 
選択していることが多いのではないでしょうか?  
                                             
私たちは、幼い頃からインプットされた情報によって
記憶のパターンが蓄積され、それが性格になっていると言われています。 
                                   
この外部から伝えられてきた情報を
ブリーフシステムと言います。
ブリーフシステム=信念です。
人は、この信念によって選択や行動を決定します。                          
例えば                                                            
親は無条件に子供を愛し子は親を大事にするべき
                                                人は社会に貢献するべきである。                                               
弱者は守られるべきである。                                       人には優しくするべきである。                            
もちろん、教育や思想などもです。                             
よって、生まれ持った「性格」などと
いうものはありません。                                    
しかし、「性格」については、
                                      20世紀以降に心理学や自己啓発の
分野で様々なものがブームとなりました。                                  
有名なのは、ユングのタイプ論です。                               
ユングのタイプ論には明確な法則と                                   
言える科学的基盤はありません。                                   
もちろん否定するものではないですが                                    
ただ、ユングが言ったから                                        
人間の性格が8タイプあると                                      
言い切ることはできません。                                    
人々が、これらに共感した理由は                                       
物心ついた時から、親や先生から明るい子だねとか
                                                                                     可愛げがない子だよとか、まぁ色々と言われて育ち
テレビや雑誌などで、性格という言葉が
あたりまえのように使われ、見聞きしてきたからです。
そして、性格は、生まれながらにして、あるもので
変えられないものという認識があったからです。
究極のマインドコントロールですね。
でも、よく考えてみて下さい。
性格を目で見ることはできませんし
脳のどこかに性格が存在している訳でもありません。
そして、人類の長い歴史の中で
人が生まれつき、性質や気質を持っていることを
客観的な証拠に基づいて証明できた人は一人もいません。
人は誰でも様々なものを持っています。
ですので、あなたの性格も脳が後天的に獲得した
認識のパターンに基づき、行動しているものであるということです。
であれば…変えることが可能ということです。

 

変える方法は

“未来のゴールを設定する” ことです。

 

これにより、認識も性質も変わります。

過去は関係ありません。

自分が思い込んできた

固定化した自分は

今まで、外部から求められて

出来上がった【信念】に基づく

行動であったと気づくことで

自分の性格は、どの様にでも

変えることができます。

            あなたの幸せをお祈りしています。

 

引用書籍 : 「性格」のカラクリ 苫米地英人