コーチング

常識という敵

私の息子は、中学校の頃に、いじめを受けていました。

同級生にだけではなく、教師、そして塾の先生など、

そして、ほとんどが世の中で言われる

いい子、勉強のできる子、真面目な人たちです。

何故、その人たちが息子をいじめたのか・・・

今考えると、彼らが息子の非常識さに

耐えられなかったのだと思います。

息子にとっては常識です。

よく言えば「個性」です。

ただ、学校の決まりごとや、教師の言うことから

外れた考え方や行動は、今の学校では許されませんん。

意見を言うことイコール非常識なのです。

いつから、こんな風に歪んでしまったのでしょう。

一方で、世の中で大成功している人たちは、

皆、ときに非常識な発想をします。

成功者たちの過去を聞くと、ほとんどが普通でない子供であったり

時に異常と思われる行動をしています。

これは人に迷惑をかけるという意味ではなく、

一般的ではないという意味での少数派ということです。

常識的なことだけで、大成功などできませんし

人が感動するようなことはできない。

そんなことは、誰もが気づいている筈です。

しかし、未だに常識にしばられて生きている人がほとんどです。

これでは、人生を変えることや夢を叶えるということは到底無理です。

常識という敵に負けることなく、常識の枠を超えていく。

高校二年になった息子は、常に自分の考えで全てを決めています。

学校のルールや約束はきちんと守りつつも

人には流されない強さと、自分の軸を持っています。

ある意味、自立しています。

常識という敵に縛られた子供たちは、

自分で考え、決めることができなくなっています。

非常識に身を置いていいことを知り、チャレンジする。

失敗してもいい。その繰り返しで、自分に自信が持てるようになります。

そうすれば、人をいじめるようなことはなくなると思います。

子供たちにこそ、コーチングを広め、

いじめがない世の中を作る必要があると思っています。

常識という敵に負けないで、現状を越えた大きなゴールを設定できるように。